お客犬の肘のこと

2017/08/07

 

今日は、お客犬の前足の肘のことを。

ちょっと長いです。coldsweats01

 

...と、その前に、

お客犬は一応AHRからの預かり犬ですが、

もう既に我が家に三年おり、これからもずっといる予定なので、

扱いとしては完全に「我が家の犬」です。

諸事情から譲渡しないことになっています。

AHRの犬なので、都度、状況はAHRに報告しています。

 

通常のAHRの一時預かりボランティアでは、

預かり犬が病気になった場合は、

AHRが治療方針や費用など全てまかないますが、

お客犬に関しては我が家に一任して貰っています。

これは、我が家が遠方で、AHRに頻繁に連れて行けないからです。

ちなみに虎丸もこの同じ遠方という理由で(AHRに報告しつつ)、

こちらの地元の病院へ行くことがあります。

(あくまで我が家からの申し出で行ってます。)

尚、預かりボラは、基本的にはAHR提携病院(里親会と同じ場所)へ

通える方のみにお願いしています。

ちょっと我が家は例外で。coldsweats01

 

というわけで、お客犬に対しては、

通常の預かりボラがやらないようなこともやってますが、

上記のような事情であることをご理解ください。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、coldsweats01

お客犬の今の足の状態はどんな感じかというと...

 

 

こんな感じです。

 

 

大丈夫な左足と比べると相当太くなってしまっています。

 

 

今年の6月に足を引きずるようになったので、

その前から既に庇うような歩き方で何度か病院へは行ってましたが。

地元の病院でレントゲンを撮って貰った時は、

 

 

まだこの程度でしたので、

ここ数ヶ月でかなり大きく膨らんでしまった感じです。

 

 

そこで、8月末に日大動物病院の整形外科へ行って、

CTを撮ってきました。

その結果、骨や関節包にはあまり問題はなく、

関節の周りを腫瘍のような大きな組織が取り巻いている

という感じでした。

 

<CT画像>向かって左が悪い足。

 

また、リンパにも腫瘍のような影が写っていて、

先生の所見では、恐らく悪性腫瘍だろうとのことでした。

 

CTと一緒に針生検も行ったのでその結果待ちとなり、

恐らくガンだろうと覚悟していたのですが...

 

意外にも結果は、悪性腫瘍ではありませんでした。

 

取れた組織は全て線維化しているがガンではない

という結果です。

 

でも、日大の先生は納得せず。coldsweats01

リンパに腫れがある説明がそれではつかないというのです。

 

通常リンパに腫れがある時は、その腫れが腫瘍であるか、

そうでなければ、体のどこかで炎症が起こっているということ

なのだそうですが、お客犬には炎症は見られません。

今回の関節の腫れはリンパには影響しないはずだそうです。

 

悪性腫瘍とそうじゃない場合とでは治療内容も全く違うし、

先生は結果を見ても尚どうしても腫瘍を疑っているので、

針生検でたまたま腫瘍組織を取れなかったのではないかと疑っている。

そんなことがないように疑わしい場所3カ所から取ったのですが。

 

もう一度生検を、今度は切開手術によって

悪い部分を確認して組織を切り取るという形で

行うことになりました。

 

そして結果は...

 

やはり悪性腫瘍はなし。(検査結果

もう金返せって感じ。coldsweats01

CT、針生検、そして今回の生検で既に30万も取られてます。

まぁ、ガンを見逃してたら大変なことなので仕方ないのかもしれませんが..。

参考までに...

一回目生検(針)+CTほかの内訳

二回目生検(切開)ほかの内訳

 

 

結局、肘関節の周りの組織がどんどん線維化して

どんどん固まっていっているというのが今の状況で、

きっかけは関節炎かもしれないけど、

線維化の原因ははっきりとはわからず、

治療法もなく、今後の予想もつかず、

病名すらつきませんでした。

先生(整形外科専門)には見たことがない珍しい症状と言われました。

ただ、世の中にはシェパードにしか見られない珍しい病気というのが

結構あるそうで(例えばある一種類の筋肉だけがダメになる病気とか)、

これもそういうシェパード特有の病気の可能性もあると。

 

そして、これがつらいところなのですが、

痛みがかなりあるようなんです。

 

今回、レントゲンやCTを撮ってわかったことは、

お客犬は骨自体にはあまり大きな問題がない

ということです。

 

にも関わらず、

立ち上がったり歩いたりするのを嫌がり、

たとえ立ち上がっても

 

このように足はずっと浮かせたまま、

 

そして、

歩く時は悪い足に極力体重がかからないように

残りの足でぴょんぴょん跳ねて歩く...

これは、腕が曲がらないからというのもありますが、

恐らくそれよりも痛みが大きな原因だろうと。sweat02

安静時にも痛みがあるはずと言われましたが、

ぐっすり眠れているし、腫れたところに触っても全く無反応なので、

それほどでもないんじゃないかなと思っています。

鎮痛薬は飲んでます。

 

 

このような状態なので、

現在は痛みを取ることに主眼をおいて

...というか、痛みを取る治療しかしていません。sweat02

治療法はないので。

 

以前から既に消炎鎮痛薬の「オンシオール」という薬は

飲んでいたのでそれはそのまま継続し、

その他に更に鎮痛薬を追加することになりました。

鎮痛薬から胃腸を守るために胃腸薬(サイトテック)も。

 

でも、その新たに貰った薬の名前が...

 

「トラマールカプセル」sweat02

 

 

あ-、効く気がしない...。coldsweats01

 

先生に、もっとまともな薬をください!って

言いそうになりましたが、

この薬より効くのはもうモルヒネ系しかない

というくらい強い鎮痛薬とのことで。sweat02

 

ちなみに、最初に日大へ行ったのが8月末のことなので、

この薬を飲み始めてからもう3ヶ月ほどになります。

つまり上に書いた痛みで足をつかない状態というのは、

この薬を飲んだ上でのことです。

その後もどんどん症状は進行しているので、

今現在この薬がどの程度効いているのか、

飲まなかったらどの程度痛いのかはわかりません。

他にフィーバーフューやリコリスなどのハーブも試してはいますが、

症状が重すぎて焼け石に水って感じで...。

 

幸い、レントゲンを撮っても肺などはきれいなので、

この線維化という症状は、肘の周りだけで起こっていて、

他に飛んだりはしていないようです。

また、たとえ悪性腫瘍だったとしても(まだ疑ってるcoldsweats01

あちこち転移するタイプではなさそうとのことです。

リンパの腫れがその後どうなったかはCTを撮っていないのでわかりません。

触診では触らないそうなので、あっても小さいままだと思われます。

 

問題は、この先痛みがどんどん強くなっていった場合です。

もう既に立っていることもできないくらいになってるわけですが。

 

トラマールより鎮痛作用の強いモルヒネ系の薬は、

経口投与のものや貼り薬などがあるようですが、

飲ませたり貼ったりは病院でしかしちゃいけないそうで、

副作用も心配ですが、そういう面でも大変そうです。

行くとしたら地元の病院になるとは思いますが。

 

また、もう何ヶ月も散歩にも行けない状況なので、

筋肉が落ち、だいぶ痩せてしまいました。

 

歩かないことで残りの大丈夫な足もどんどん弱っていくので、

 

 

車椅子も買ったのですが、

痛みのせいか乗っても辛そうであまり使っていません。

車椅子については、また次回に書きたいと思います。

 

 

ただ、幸い、食欲はあり、体調は崩していません。

でもそれだけに、

この肘の痛みさえなければまだまだ元気だろうにと

とても悔しい思いです。

 

 

 

 里親募集中 

 

虎丸 とらまる

(秋田犬・オス・推定5~6才・体重26キロ)

「トラマール」...深刻な気分を消す効果は強そうです。coldsweats01

 

穏やかでフレンドリーな性格です。

犬はもちろん猫とも仲良くできます。

 

皮膚疾患がありますが、

週一回程度のシャンプーと保湿などのケアで

健康な犬と変わらない生活を送っています。

詳しい皮膚の状態についてはコチラ

 

フィラリアは陽性ですが健康状態に問題はなく、

フィラリア薬を通常と同じように与えつつ、

陰転を待っている状況です。

 

虎丸をご希望の方は、

アニマル・ハート・レスキュー(AHR)

までお問い合わせを!

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